住職レター 令和2年7月号

 全国で梅雨明けのニュースが続いています。そして、新型コロナウイルス(SARS-CoV2)感染症の患者さんは、大都市から地方へと確実に増えています。岡山県でも、中心部以外の感染者が報じられるようになりました。
 寺の行事が集中する夏になってのこの状態に頭を悩ませ、総代様とも相談の上で、今年に限り、例年とは違う方法をとらせていただくことにしました。
 @8月1日の永代供養者合同法要は、本年は案内を致しません。住職と弟子のみで、例年とおりの時間、午前10時〜本堂と納骨堂、永代供養塔にて読経させていただきますので、その時間になりましたら、おまいりの代わりにご自宅で読経か黙祷をしていただければと思います。
 A盆経は事前に案内をいたしました。
  1、例年とおり、ご自宅の仏壇で行う
  2、寺で住職が行う
  3、オンラインで行う
 以上の3つの方法を提示させてもらい、ご当家にどの方法にするか選んで頂きました。その上で、例年とおりご自宅に伺う方に、日程を連絡いたしました。なお、棚経の際には、失礼ですが、マスクやフェイスシールド、手袋の着用をさせて頂き、お茶等のお接待は不要とさせていただきます。
 1日午後から棚経にまわりはじめ、その後、寺での読経を行います。あらかじめ戒名を書いた用紙を返送していただきましたので、すべての精霊を読み込み、読経させていただきます。
 B施食会 寺内に集まって頂くのが、密になりますので、こちらも、住職と弟子のみで行います。近隣のお寺様の随喜もお願いしておりません。こちらも、すべての精霊の読み込みをさせて頂きます。例年お願いしている清掃奉仕もありません。施餓鬼棚準備飾り付け作業も山内で致します。日程は例年とおり、19日午後6時からの予定です。
 随分寂しい夏になってしまいましたが、コロナ禍の中でも、池には鴨が来て、境内の夏の花も次々と咲いています。近所の大工さんが、私の拙い書の扁額(寺額)を作って、本堂正面に飾って下さいました。また、知り合いのフローリストさんにお願いして、プリザーブドフラワーの仏花を飾りました。また、壇信徒の皆さんで集まることの出来る日を取り戻し、お披露目したいと思います。







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