住職レター H30年7月号

 今までに経験したことがないような豪雨が西日本を襲いました。日頃、災害には無縁だと思われていた、ここ岡山県も全県下に渡って酷い被害を受けました。
 この度の災害でお亡くなりになった方にお悔やみ申し上げます。また避難所暮らしを余儀なくされている方や、被害を受けられた全ての方にお見舞い申し上げます。
 雨が上がってからは連日の猛暑で、片付け作業をされているかたには厳しい毎日が続いていることと思います。曹洞宗も被害を受けられたご寺院が何件もあります。その中でも酷かったのは屋根近くまで浸水してしまった真備のご寺院様です。 私が最初に現地入りしたのは3日目くらいでしたが、まだ豪雨の生々しい爪痕が残っており、何から手をつけるのか?といった状態でした。水が引いた後は連日の酷暑続きで、それでもボランティアの方々も続々現地入りして頂き、今度はみるみる真備の町は被災ごみで覆われました。水を含んだ畳は大人4人がかりでやっと運べるほど重く、土壁は土砂となり床を覆います。喘息の気がある私はほんの数日現地に通っただけで、咳が止まらなくなり、また別の人は原因不明の湿疹が出たり、熱中症の様な症状で気分が悪くなる人もおられました。そんな中でも近隣の寺院関係者、曹洞宗青年会の皆様、近くの修行道場の雲水さんなどが頑張られて、先の見えない中でもひと段落といったところでしょうか。
 海徳寺の裏山も少し崩れはしましたが、護持会の方で進めていただいていた、溝を塞ぐ工事に来られていた方のおかげで、土砂を取り除き、U字溝が入って、きれいにして頂きました。感謝申し上げます。(最後の2枚の画像です)








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