住職レター H29年9月号

 彼岸が終わり、盆〜施食会から続く慌ただしい日々が、静かな日常に戻ってまいりました。
 彼岸に入る前の数日間、本堂入り口の工事が行われました。
 当寺の本堂は、6年前には開山堂の全面建て替え工事、5年前に南側部分の大規模な修繕工事を行いました。外壁は焼杉で覆われ、中央扉も新しくなってきれいだったのですが、外廊がない為、扉に雨風が直接当たり、経年でだんだん汚れてきたのをとても残念に思っておりました。
 護持会総会で打診したところ、この度、再びのご尽力により、正面部分にひさしをつけていただきました。数メートル外に屋根が伸びただけですが、台風の時も扉に影響がなく、雨の日のお参りもしやすくなり、本当にありがたいことです。
 今までお寺のちょっとした修繕をしていただいていた檀家でもある大工さんが高齢のため、もうできないと言われて困っていたのですが、まるで引き継ぐように、信頼のおける方にご縁をいただき、そのことも併せてありがたく感じます。
 来月初めに、特派布教の会場になるため、護持会、婦人会の方には何度も寄り合い、準備をすすめていただいております。目前にも檀信徒の方々による清掃奉仕をしていただくことになりました。たくさんの方の御厚意に感謝申し上げます。








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