住職レター H25年4月号

 4月27日、昨年に引き続きまして曹洞宗岡山県第一教区婦人会総会、研修会が海徳寺で開催されました。今年は教区内5ケ寺の婦人会員さま30余名に集まって頂きました。総会に続いての研修会では、講和として、東日本大震災の被災地の現状について自分の目で見てきたことをお話しさせていただきました。とても熱心に聞いていただいて、たくさんの質問等もいただき、婦人会のみなさんの「自分に出来る支援をしたい」という思いが伝わってまいりました。5月に開催される全国曹洞宗婦人会総会でも今年度は「被災地の支援と応援」を事業計画の案件とする予定だそうです。まだまだ復興が行き届かない被災地へ向けて自分たちに出来る活動を考えましょうと確認し合いました。
 研修会の2つめは、リサイクル工作「古ハガキを使った鍋敷き作り」でした。40枚の古ハガキを同じ形に折って、それを組み合わせて鍋敷きを作りました。お互いに教えあいながら、和やかな雰囲気で研修が終了しました。
 また今年も婦人会員さんによる手作りの作品展も行いました。今年はペットボトルを使用したエコポット、着物の端切れを使った茶道具、新聞紙を使ったコサージュ、アクリルタワシ…など、環境に配慮した作品がたくさん並びました。私も自分の作品(彫刻)を数点、隅の方に置かせて頂きました。
 海徳寺の婦人会員さんには朝早くから、境内の掃除、お茶出し、昼食の準備、会場の片付けまで大変お世話になりました。本堂まできれいに掃除をして片付けが終わった後、みなさんでお茶を飲み、ひとしきり談笑しました。婦人会のある寺院も年々少なくなり、婦人会員の減少は全ての教区、県においての憂慮事項となっているそうです。でも集まって下さった皆さんの笑顔をみると、婦人会活動を楽しんでいただいているのを感じ、本当に嬉しく思います。







前号住職レター一覧次号