駒ヶ岳


大沼公園


函館山からの夜景


小樽
住職レター H25年11月号

 11月上旬、北海道の札幌市で伯父(海徳寺先代住職の実兄)の三回忌法要と従弟(伯父の長男)の晋山結制が寺の開創四十周年記念大法要と共に開催され参加してまいりました。北海道は20代の頃に住んでいたころがありますが、訪れたのは伯父の葬儀依頼2年ぶりになります。
 北海道は寺院の歴史が浅いので、観光寺院はほとんどありません。従弟の寺も札幌市内とはいえ閑静な住宅街にひっそりとした佇まいで建っております。伯父が岡山の寺を出て、北海道で寺院建立に着工した昭和40年代半ばは、まだ住宅街さえなく、農家が点在して辺り一面田畑であったようです。今では数百名の檀信徒を抱え、全国の御老師方に御随喜頂き、かくも盛大に大法要が執り行われたことは感慨深いものがあります。
 北海道には法要前日に入り、妻と一緒に観光もしてまいりました。私が住んでいた頃よりも道央道もぐんと伸びていたので、レンタカーで函館までドライブしました。函館に住んでいたこともあったのですが、初めてロープウェイで山頂まで登りました。当時勤めていたお寺にも20数年ぶりに訪れてまいりました。
 寒波が訪れる直前でしたので、連日暖かくてお天気に恵まれ、持って行ったコートやダウンは全く不要でした。北海道のお寺は建物も新しく暖房設備が整っているので、法要中も快適です。岡山の冬場の法要や三朝祈祷の方がよっぽど寒さに震えます。
 懐かしい顔にたくさん会えたのも嬉しいことでした。





前号住職レター一覧次号