住職レター H22年7月号

 蒸し暑い日が続きます。
 岡山県ではこのところ、梅雨の谷間と申しますか、晴れの日が続いておりますが、九州や関東では豪雨の被害が凄まじく、亡くなった方には心よりお悔やみ申し上げるばかりです。ゲリラ豪雨というのは、前線による予測される雨とは違い、大気の不安定さにより、局地的かつ急速に発達するそうで、予測不可能なところが恐ろしいです。5月は雨が多く、裏山や池の心配をしておりましたが、梅雨が明けても油断できないとか…。自然の猛威の前では人間は非力です。

 さて、曹洞宗には婦人会という組織がありますが、自寺にも結成17年を迎える“海徳寺婦人会”の組織があります。清掃奉仕活動や、写経会、研修旅行などをしておりますが、先日は総会に続いて研修会が開催され、和紙による巾着づくりを致しました。思い思いの色柄で可愛い巾着がたくさん出来上がりました。会員は40名程と多くないのですが、少人数で和気あいあいと活動して下さっています。

 また曹洞宗青年会という45歳以下の住職、副住職による組織では、7月8日〜9日に広島平和公園で執り行われる、戦没者慰霊法要に参加致します。奉納の折り鶴を家族総出に加えて、甥や姪、友人などの協力で作りました。
安らかに眠ってください。
過ちは繰り返しませんから

 これは原爆死没者慰霊碑に刻まれた言葉です。
 後の世まで伝えなければいけない言葉です。


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