大鍋一杯の甘露煮

彼岸花

ほととぎすの花
住職レター H22年10月号

 厳しい残暑から一転、朝晩は肌寒い気候となりました。この急激な変化でどなた様も体調を崩されませんように…。
 我が家でも肌布団や毛布をあわてて出したり、扇風機をいつ片付けようか悩んだりしております。
 実りの秋を迎えて、夏の猛暑の影響もいたるところで出ているようです。米の出来は全国的に良くないとかで、毎年農家さんから玄米で買っておりますが、例年にくらべ、割安の値段で分けていただきました。毎年5俵を消費する大家族の我が家にはありがたいことですが、農家の方の手間暇は変わらないわけですので、申し訳ない気持ちもいたします。ありがたく食させていただこうと思います。
 実のなるものも色々で、無花果は良くない、柿も良くない、栗は遅ればせながら、大きい実が落ちてきました。甘露煮と渋皮煮はたくさんできました。干し柿は作れませんでした。銀杏が落ちはじめています。これからは落ち葉もたくさん落ちてくることでしょう。面倒もたくさんありますが、四季を感じられる生活は良いものです。


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