住職レター 令和5年11月号

 10月も色々な行事が次々あり多忙でしたが、11月はそれ以上に山内揃って忙しく過ごしていました。
 まず11月に入ってすぐに、まなび広場新見に於いて「令和5年度曹洞宗岡山県宗務所壇信徒研修会・管内人権学習会」が開催されました。同時に「大本山總持寺開山太祖瑩山紹瑾禅師700回大遠忌岡山県予修法要」も行われました。この度の講師は私の大学の同級生でもある大本山總持寺単頭の柴田康裕老師で、その日は通夜があったため講話の途中で退席したのですが、終わってから接待に合流しました。
 翌週は東京の宗務庁で婦人会の中央研修会があり、海徳寺からは寺族と婦人会長が参加してきました。
 また二男は玉野市渋川、沖縄市と続けざまに三線の公演に出演しました。1年前は先生に付いて行って旗を振っていただけなのに、今回はどちらもステージで演奏させていただきました。
 さらに翌週は梅花流岡山県奉詠大会がありました。梅花流は曹洞宗の詠賛歌(御詠歌、和賛)です。今年は各梅花講による登壇はなかったのですが、島根県地久寺副住職櫛本淳道老師による研修がありました。寺族が開講式でお唱えをさせていただきました。
 11月の3週目には、防災をテーマとした寺族研修会がありました。平成で最多の犠牲者が出た水害である5年前の西日本豪雨で浸水被害に遭われた倉敷市真備町にある曹洞宗源福寺に伺い、御住職の小谷典尚老師から、当時の状況やそのことから学んだ災害への心得などのお話がありました。
 翌日、翌々日は高梁市の曹洞宗深耕寺の鐘撞堂の落慶法要が行われ、法要と更には典座として加わりました。小食(しょうじき 朝食のこと)には玄米粥を作り、我が家で漬けた 沢庵を持って行きました。
 そして最終週は2日間、東京の宗務庁での有道会総会に参加して参りました。またしても通夜で、予定していた飛行機をキャンセルして早めに帰ることになりましたが、1日目の夜は、東京在住の兄、横浜在住の長男と更には同じく会議に参加していた北海道の従兄弟とも合流することができ、久し振りに親戚同士で楽しく語り合うことができました。
 法務も途切れることなくあったために、あっという間に年の瀬を迎えることとなりましたが、その日の務めを精一杯こなしながら、あと1ヶ月を過ごしたいと思います。









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