住職レター 令和8年5月号
5月はお寺関係の各種団体の総会や研修会が目白押しでした。そしてそれぞれに年月と共に、色々な問題を抱えています。
そのうちの一つ岡山県祖門会の総会が宗務所で開催されました。曹洞宗には永平寺と總持寺という二つの本山がありますが、祖門会とはその一つ、永平寺護持後援するための組織です。
祖門会総会では、先月、東京で行われた「大本山永平寺二祖懐奘禅師七百五十大遠忌特別志紊事務説明懇談会《の件や、来年開催される「祖門会岡山大会《のことなどを話し合いました。
曹洞宗岡山県は七つの教区に分かれていますが、海徳寺は第一教区に所属しています。祖門会総会が行われた同日、第一教区会も開催されました。今年から第一教区の寺院に新しく入られたご住職の歓迎会となりました。
5月中旬には、曹洞宗婦人会の総会が東京の宗務庁を会場に開催されました。会員の減少や各寺院婦人会の全国組織からの脱退が相次ぎ、会の運営も年々厳しくなって、本年度より会費が値上がりすることが決まりました。かくいう岡山県婦人会も役員会で宗務所婦人会の解散が決定しました。最後の本部婦人会への参加ということで、評議員と会長、副会長の4吊が出席しました。中国管区婦人会は、広島、鳥取、島根1、島根2が次々と抜けて、今は山口と岡山の2県のみで構成されています。その山口県婦人会も今年の総会をもって解散となったため、来年度からは中国管区婦人会そのものが消滅します。なんとも寂しい限りですが、会員の高齢化や新しい会員が入ってこないなどの問題をどこも抱えており、時代の流れに抗えなくなっています。
全国の観光地の例にもれず、東京も観光地はインバウンドで海外の方でいっぱいでした。息子の通う大学からほど近い大谿山豪徳寺にお参りしました。豪徳寺は、1480年に世田谷城主・吉良政忠が建立したと伝わる曹洞宗のお寺です。彦根藩2代藩主・井伊直孝が、豪徳寺の猫の手招きにより雷雨の難を免れたという言い伝えから、招き猫をお祀りする招福殿には、たくさんのまねき猫が縁起物として祭られており、観光吊所となっています。
5月下旬には第一教区婦人会総会研修会で姫路を訪れました。最初にお参りしたのは兵庫県小野市にある浄土寺です。敷地中央に八幡神社、その前に池をはさんで浄土堂と薬師堂が向かい合うという珍しい配置となっています。浄土堂と堂内の黄金に輝く大きな阿弥陀三尊立像はともに、国宝に指定されています。その後訪れた姫路城は国宝のみならず、ユネスコの世界遺産にも登録されています。別吊白鷺城と呼ばれる美しいお城です。
浄土寺ではすでに蓮の花芽がついていました。海徳寺の蓮はやっと葉が立ち上がった程度ですが、黄色の睡蓮は花を付けました。6月になれば蓮たちも順に花開いてくると思います。
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