住職レター 令和7年7月号
7月もたくさんの行事がありました。上旬には山口市で、祖門会・有道会中国大会山口大会が開催されました。山口市は2024年にニューヨークタイムズが発表した「世界の行くべき52ケ所《で、北米、パリに次ぐ3番目に選ばれた人気観光地です。その山口市観光の上位に必ず吊が上がる、曹洞宗瑠璃光寺のご住職が、記念講演として「瑠璃光寺と国宝五重塔~令和の大改修を迎えて《と題してお話をされました。
曹洞宗岡山県宗務所では、寺族会の総会研修会と、婦人会の役員研修会が続けざまに行われました。どちらも研修はSDGs研修会で、使わなくなった布や毛糸を使用したコースター作りとペットボトルの蓋を使ったマグネット作りをしました。曹洞宗が取り組んできた「人権の確立・平和の維持・環境の保護《のスローガンを元に、曹洞宗婦人会が行ってきた「グリーンプラン研修会《が2015年の国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の国際目標を受け、「SDGs研修会《に変更されました。ただ、SDGzを目的とする研修は多岐にわたりすぎているため、今までのグリーンプランを踏襲した研修会になることが多いようです。
また、曹洞宗岡山県青年会では、西日本豪雨災害で甚大な被害を受けた真備の源福寺さまを会場に、毎年続けている犠牲者を追悼する慰霊法要を行いました。僧侶や被災者が交流する場として、坊主喫茶カフェや写経会も開催されました。
今年は梅が当たり年で、70キロ強の梅干しを漬けましたが、梅雨入りが遅かったのに梅雨明けはあっという間で、急に酷暑となったギラギラしたお日様を浴びて、しっかり干すことができました。
また、蓮も去年はあまり咲かなかったのですが、今年は次々に咲いて毎朝目を楽しませてもらいました。6月下旬から咲き始め、黄玉杯、金鳳展翅(きんぽうてんし)の黄色かかった白蓮、小型種の粉松球蓮、赤色の紅娃蓮、大賀蓮、八重咲きの仏座蓮、印度、白一重と、実に8種類もの蓮が咲きました。7月中旬が花のピークでしたが、まだ花芽をつけていて、8月まで咲いてくれそうで嬉しいです。
毎年夏の暑さも厳しさを増してきているようです。今年から、お参りする方も招く方も酷暑を避けるため、基本午後のお参りは取りやめでいます。そのため、例年は8月1日の永代供養合同法要を終えてから棚経を始めておりましたが、今年から7月下旬からまわらせていただいております。どうぞご理解ください。
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