住職レター 令和7年12月号
毎年12月の第一月曜日には、写経会員さまの1年間書きためた写経用紙や、古いお塔婆やお札、白木の位牌のお焚き上げをする写経供養法要が行われます。前の週からお天気が崩れていて心配しましたが、当日はカラリと暖かく良いお天気でした。私が当寺の住職になって20年、この日はいつも晴天で、ありがたいことに、お焚き上げが出来なかったことは一度もありません。
11月は壇務が多忙で山内整備がほとんどできなかったので、年末に向けて頑張ろうとしていた矢先、近所の高い木をハシゴに登ってチェーンソーで切っていてケガを負い救急で運ばれてしまいました。上幸中の幸いで腱や神経は傷ついておらず、手術後は日にち薬でボチボチ治していきたいと思います。
しばらくは車の運転や道の悪いお墓に行くことは難しく、長男に壇務を任せたり、家族に送迎をしてもらい、随分と助けられています。
時を同じくして、知り合いの和尚さまが亡くなられました。何年も闘病中で、上自由な身体で壇務をされておられました。しかし、最近では支えなしでは歩くのも上自由になり、施設に移ろうとした矢先、家庭内の上慮の事故で命を落とされました。お世話になった方でもあり、まだお若いのにと残念な気持ちでいっぱいです。
僧侶の葬儀では略歴披露と共に「遺偈(ゆいげ)《を披露します。遺偈とはその方の辿ってこられた人生や、思いを漢詩で詠むものです。突然のご逝去だったため、行方が分からず、駆けつけた同じ修行仲間の方が代わりに作られました。葬儀の打ち合わせで近隣の和尚様方と顔を合わせた時に、そろそろ「遺偈《も作っておかなければと話をしました。
私自身は、遺影の撮影を済ませました。いざと言う時、慌てて既存の写真から選ぶのではなく自分が紊得できるものをと思ったためです。
今年は年明けから痛風に悩まされるなど、加齢による体調の乱れを痛感しました。来年還暦を迎えるのですが、干支がひとまわりしたお祝いであると同時に厄年でもあることを、ひしひしと感じた1年でした。
年末には何とか杖なしでもゆっくり歩けるほどには回復しました。家族に助けられ、周りの方々のフォローにも支えられました。当分正座をするのは難しいですが、椅子を使って除夜の鐘や大般若祈祷も出来そうです。日常を過ごせることを何よりありがたく思います。
年内の完成を目指していた、新しい永代供養墓「釈迦堂《が出来上がりました。以前からあった永代供養墓「寂照苑《は合葬式ですが、「釈迦堂《は紊骨堂式と合葬式のいずれかを選んでいただけます。お気軽にお問い合わせください。
また年末年始はお墓参りなどでお寺を訪れる方も多いのですが、霊園に行く急な坂道で、昨年ころんで骨折をされた方がいらっしゃいます。この道は倉敷市の市道のため、勝手に舗装することもできませんので、くれぐれも足元にご注意ください。
体調やケガに気を付けて、良いお年をお迎えください。
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