令和7年8月
鬼灯(ホオズキ)
ナス科/ホオズキ属
お盆には、ご先祖様の魂があの世から帰ってきます。その時に目印になるのが、迎え火や盆提灯の灯り。ホオズキもふっくらと膨らんだ形が、どこか盆提灯のように見えるので自然界の提灯として、お盆に飾られるようになりました。
また、ホオズキの中は空洞になっているので、ご先祖様の魂が宿る場所とも言われます。
赤い提灯のような袋は鬼灯のガクです。初夏に伸びた茎の各節に白い花を咲かせ、花が受粉すると果実だけではなく、ガクも非常に大きく成長して、袋状に果実を包み込みます。
江戸時代中期に薬用として使われていたホオズキが縁日で売られ始めたことが由来で、有吊な浅草のホオズキ市など、今もお祭りなどで売られています。
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